2015 to 2016

今年もいよいよ終盤ですが、みなさまの2015年はどんな年でしたでしょうか?

我々は3名それぞれ「これぞバタバタ」な一年でしたが、2014年より若干ではありますが前進前進!が図れたかな~と思っております。忘年会でヘロヘロの皆さんも多いかと思いますが、最後まで走りきりましょう!

さてさて、米国のStartupsにとって今年は確実に上げ潮な一年でした。

CBInsightsの3Qのクオータリーレポートでは、グローバルで$37.6B(1,799件)のファイナンスが報告され、内訳は北米が$20.3B(1,076件)、アジアが$13.5B(373件)、ヨーロッパが$3.5B(313件)とされています(ディール件数で比べた場合、アジアの総額がヨーロッパに比べ大きくなったのは、やはり中国の影響なんでしょうかね~)。

2015年のグローバル1Q~3Qの通算では$98.4Bのファイナンスが報告され、同じくいわゆる「良い環境」だと言われた2014年の1Q~3Qの$88.7Bと比べて約$10B増加しております、また、$100Mを超える「Mega-Deal」の件数も過去最多。やはり2015年はStartupにとってとても良い一年だった、ということが言えそうです。

が、しかし。

2015-to-2016

この3Qの報告書は10月初旬を基準に公表されたもので、4Qの内容が含まれていません。

そんななか、今年一年よく聞かれた「バブルだバブル、もうすぐはじける」という声がいよいよ本格化し始めた、ということを述べた記事がちょっと話題になっています。

書いたのはCNBCのAri Levyさんですが、彼はこの記事や関連記事の中で、約24名のキャピタリスト/投資家へのインタビューを通じ得た感覚として、以下のようなことを述べています。

・2016年、テック系のスタートアップの資金調達はよりチャレンジングになるという予想がされる。

・2015年に引き続き、IPOによるexitは困難を伴うはず。レートステージの投資家が経済的に報われるのは、更に難しくなりそう。

・IPOが少ないことを踏まえ、高いバリュエーションの企業従業員はその持分(株やオプション)をセカンダリーマーケットで売却することに挑戦しているが、買い手が不足している。

・2016年は、ファンダメンタルズに依る(バリュエーション、という)原点回帰が始まる。

いずれもフムフムという話である反面、最終的には通期の数字が公表されるまで実際のマーケットの動きは分かりません。ただ、これらの内容は巷間よく言われていることとの平仄が取れていますから、現象面でも同様の結果が出るのかな~なんて思っています。

バリュエーションの問題は、本当に難しいです。

成長期には原則として高ければ高いほど起業家側には有利、ということは間違いなく言えるのだと思いますが、他方で高すぎるバリュエーションはexitの可能性を狭めることにもなり、起業家にとって「高ければそれでヨシ」、とは一概には言えません。

投資家側からみれば昨今の高すぎるバリュエーションには手が出ないとの声も聞かれており、せっかく素晴らしいサービスや製品を作っているスタートアップが、バリュエーションの見合いが取れないことに起因してユニークなVCさんの投資機会を逃しているような事例も見当たります。

ファンドでもそうなのですから、事業会社さんにとってはいまの(一部)高すぎると指摘のあるバリュエーションが落ち着けば、来年は、ひょっとしたら投資機会の拡大に繋がるのかもしれませんね。

僕が以前お世話になっていたVCさんのチェアマンであるTimさんは、2015年の過熱はバブルではなく、したがって「はじける」ことはない、と予想していました。勿論クールダウンはあるだろうが、過去の失敗も踏まえ、シリコンバレーはソフト・ランディングを学んでいるはず、ということです。

ラストスパートの2015年はどうなるか。そして、迎える新年はどのような一年になるか、益々目が離せません!

・・・我々ですか?ブログもっとちゃんと書きます!

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