SCAMにご注意!!!

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最近、とあるStartupのクライアントさんから、以下のような質問をいただきました。

「添付のような罰金令状が送られてきたんですが、いったいナニゴトでしょうか?こんな設置義務があったとか、その義務の違反にペナルティがあったとか初耳なんですが。払わなきゃダメでしょうか?」

ムムム、なんだいったい・・・何かミスがあったのだろうか。全部滞りなくやったはずなのに・・・若干あせる筆者。

おそるおそる添付を開いてみると、そこにはどでかい文字で、

LOBOR LAW COMPLIANCE NOTICE

うおっ!なんじゃこりゃ!!なんの通知やねん!!!

しかも、ご丁寧にSacramento(*カリフォルニア州の州都)から発送されてます。
そのちょっと下には、でかでかと「Please Respond By 12/04/2015」。
さらに、それらしい数字や金額がの中に色々書かれており、ぱっと見、なんかの違反切符みたいなものに見えたわけです。

・・・が、画面をスクロールさせていくと、、、???何かがおかしい。

筆者、お恥ずかしながら、諸般の事情により交通関係等で色々と当局からご通知をいただいているんですが、その手の公のご通知は英語オンリーなんですよね、基本的に。

が、なぜかこの通知にはスペイン語が記載されています。しかも、大変不自然なことに、なぜか電話番号の下にだけ「スペイン語対応可」との記載が。

ということで、疑惑の目を向けて最初からしっかり読んでみると、「LOBOR LAW COMPLIANCE NOTICE」の下には、

「Failure to comply with posting regulations can lead to fines up to $17,000 (29 USC Sec. 666(i) & USC Sec. 2005)」
(掲示に関する規則に違反した場合、最大$17,000の罰金が課される可能性があります。米国法29章666条(i)及び2005条)

・・・ん?可能性??

さらに読み進めていくと、どこにも「罰金」だなんて書いてありません。
しかも左の枠には「State & Federal Labor Law Set」と書いてあります。「Set」ってなんやねん、「Set」って。
その上、その「Set」は選べるらしく、次のページには、各セットのお値段がTaxのお値段とともに記載されている・・・罰金にTaxって、、、そんなの徴収されたら、まさに踏んだり蹴ったりですね。

しまいにゃ、フッター部分に小さく、
「Compliance Document Servces is a Non-Government publisher of copyrighted compilations poster compilations which are inteded to assist employers in meeting their legal obligtations under labor law posting regualtions」
(Compliance Document Servicesは、雇用者による労働法上の掲示に関する法的義務の遵守を支援するポスターを作成する非政府機関の出版社です)
との記載が。。。

だらだらと書いてしまいましたが、要するにScamです、これ。

通知を見ていただければ分かるとおり、「Business Profile」とか、「Loc Code」とか、「Business ID」、「Doc Number」、「Use Code」とか、なんかそれらしい数字がずら~~~~っと並んでるんですが、全部何の根拠もありません(笑)

でも、正直、デザイン的にはなかなかよく作りこまれているなと。一瞬どきっとしますもんね。
実際、クライアントは、「Scamと指摘されなければ、普通に払っていたかも」とおっしゃっていました。
後でこの通知が送付されてきた封筒も見せてもらったんですが、封筒も非常に簡素で、さながら政府機関からの通知を思わせるようなつくりになってました(ちょうど、DMVからなにか送られてきたような感じの封筒です)。

で、ある意味感心したものですから、皆さんに対する注意喚起の意味もこめて、クライアントから許可をいただき、通知のコピーとともにブログに掲載させてもらえることになりました(もちろん、クライアント情報は削除してあります)。

ちなみに、どうでもよい話ですが、「29 USC Sec. 666(i) 」は実在する法律のようでして、実際に、労働法に関する掲示義務違反に対する罰金を規定しているようです。が、その罰金の額は、条文を素直に読む限り「$7,000」。通知では、最大「$17,000」とされていますので、なぜか$10,000ほど水増しされてますね(僕の方が間違ってたらスイマセン。)

さらにどうでもよい話ですが、この業者さん、きちんとHPを持ってらっしゃいまして、そこを訪問すると、やっぱり労働法絡みのポスターをお売りの業者さんであることがわかります。で、住所も載ってるんですが、Sacramentoではないようですし、そのSacramentoの住所をGoogle Street Viewで調べると、UPS Shopが出てきます笑

ということで、皆さん、Scamには注意しましょう。

それらしいけど怪しげな通知が来たら、まずは周りの人に確認してみましょう。

久しぶりの投稿は、単なる注意喚起でございました。

最近ちょっと業務と執筆(あとでご紹介します)で忙しく、なかなか更新できずにいましたが、心を入れ替え、また更新していこうと思います。

【お問い合わせ】

startup@bizlawinfo.jp notice1

notice2

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